meeting27-6
2015年6月創造例会レビュー
片岡会長より開会のご挨拶を頂きました。
鳥取大学 西田信一郎 先生
「ロボット製作を通じてメカ、エレキ、ソフト、画像処理などを複合的にできる人材育成についてお話いただきました。」
鳥取大学 三浦政司 先生
「マルチローター型の飛行ロボットの可能性について講演頂きました」
大阪府立大学 竹内雅人 先生
「光触媒脱臭効果を高めるゼオライト吸着剤の活用について講演頂きました。」
大阪府立大学 竹中重雄 先生
「尿責性分析を用いた、速効性副作用検出による、薬品開発機関の短縮をご紹介頂き、応用が期待されます。」
神戸大学 大谷亨 先生
「地元ニーズを元に企業化を見据えた協同研究と地域連携についてお話いただきました」
神戸大学 池尾直子 先生
「生体内で消えるMg合金ポーラス材を用いた自己修復機能での骨再生を目指す低患者負担の技術開発をご紹介頂き、実用化が期待されます。」
来賓挨拶
大阪府立大学 今井先生
来賓挨拶
兵庫県立大学 太田先生
乾杯の挨拶
鳥取大学 近藤先生
懇親会司会 岡田委員
6月担当企画委員
- 場所:姫路商工会議所 本館6階( 開会・発表 )
- 日時:平成27年6月19日(金) 受付 12:30 開会 13:00
スケジュール
受 付 12:30~ | 〈605ホール〉 |
開 会 13:00~ | |
発表① 13:15~13:55 | 鳥取大学 大学院工学研究科 機械宇宙工学専攻 西田信一郎 教授 『役立つロボットを目指した研究開発』 |
発表② 13:55~14:35 | 鳥取大学 大学院工学研究科 機械宇宙工学専攻 三浦政司 助教 『マルチロータ型飛行ロボットの活躍』 |
発表③ 14:35~15:15 | 大阪府立大学 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 竹内雅人 准教授 『各種のゼオライト吸着剤と複合化した光触媒による気相中の希薄な有機化合物の酸化分解除去』 |
5分休憩 | |
発表④ 15:20~16:00 | 大阪府立大学 生命環境科学研究科 獣医学専攻 竹中 重雄 准教授 『血清代謝物一斉解析法の疾病診断と機能性食品開発への応用』 |
発表⑤ 16:00~16:40 | 神戸大学 工学研究科 応用化学専攻 大谷 亨 准教授 『新奇バイオマテリアル開発の発想 -基礎と企業化出口の両面をみる-』 |
発表⑥ 16:40~17:20 | 神戸大学 工学研究科 機械工学専攻 池尾 直子 助教 『生体内分解性 Mg系合金材料の開発に向けて』 |
交流会 17:30~ | 〈701ホール〉 各講師を中心に交流 |
閉 会 19:00 |
発表内容
①西田 信一郎 教授
(鳥取大学 大学院工学研究科 機械宇宙工学専攻)
●テーマ:「役立つロボットを目指した研究開発」
●概要:鳥取大学では、役立つロボットを目指して、宇宙デブリ(宇宙ゴミ)を除去するロボット、砂地やガレキを踏破するロボット、低侵襲手術ロボットや海中ロボ ット用のセンサ、構造物点検ロボットなどの研究・開発を進めています。これらのロボットの研究・開発動向および技術の概要についてお話しします。
②三浦 政司 助教(鳥取大学 大学院工学研究科 機械宇宙工学専攻)
●テーマ:「マルチロータ型飛行ロボットの活躍」
●概要:制御用コンピュータやバッテリーの高性能化・小型化に伴い、小型飛行ロボ ットの普及が大きく進んでいます。特に最近では、複数の電動回転翼を持つマルチロータ型の飛行ロボットの活躍が話題を集めています。今回の発表ではマルチロータ型飛行ロボットに焦点をあて、要素技術や今後の展開について紹介します。
③竹内 雅人 准教授(大阪府立大学 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野)
●テーマ:「各種のゼオライト吸着剤と複合化した触媒による気相中の希薄な有機化合物の酸化分解除去」
●概要:酸化チタン光触媒に Pt を担持すれば活性が向上することが知られている。これに対し、本研究室では、高価なPt ではなく、安価なゼオライト吸着剤を適切に酸化チタンと複合化するだけで揮発性有機化合物を迅速に吸着、酸化分解除去できることを報告してきた。これらの詳細について紹介する。
④竹中 重雄 准教授(大阪府立大学 生命環境科学研究科 獣医学専攻 )
●テーマ:「血清代謝物一斉解析法の疾病診断と機能性食品開発への応用」
●概要:近年、メタボロミクスと呼ばれる質量分析装置による血中代謝物の一斉 分析が疾病診断、医薬品開発に用いられている。今回は動物を用いた医薬品の安全性検討法の開発やイヌのガンや神経疾患の診断をした例を紹介し、さらに食品開発への適用についてもお話したい。
⑤大谷 亨 准教授(神戸大学工学研究科 応用化学専攻 )
●テーマ:「新奇バイオマテリアル開発の発想 -基礎と企業化出口の両面をみる-」
●概要:ヒドロゲルや水溶性高分子からなるソフトバイオマテリアルは、外科手術用や薬剤用の材料から最近では再生医療向けの用途に至るまで検討されています。本講演では、学術の立場から発想した研究の意義、そして産学連携に至ったケースについて事例を紹介し、現在、研究を進めているポリグリセロールベースのマテリアルを例に、大学におけるバイオマテリアル研究の位置づけについて意見交換したいと考えています。
⑥池尾 直子 助教(神戸大学 工学研究科 機械工学専攻 )
●テーマ:「生体内分解性 Mg 系合金材料の開発に向けて」
●概要:優れた機械的性質を有する医療用金属材料の重要性はますます上昇しています。その中でも、近年、治癒後の除去手術を必要としない、生体内分解性を有するマグネシウム合金製材料の開発が大きな期待を集めています。本講演では、実用化に向けたマグネシウム合金製材料の高機能化についての試みを紹介いたします。
参加申し込み
お問い合わせ先
姫路商工会議所内
はりま産学交流会事務局
Tel.079-223-6555 Fax.079-288-0047
E-Mail info@sangaku.jp