平成15年度事業報告

平成15年度 事業結果報告

指針 : 開発をしよう!

開催時期曜日実 施 事 項開催場所
4月11日15年度
定時総会&
特別講演会

1.定時総会14:00~15:20本館501ホール
【議  案】平成14年度事業報告の件
平成14年度収支決算承認の件
組織及び会則改定について
平成15年度事業計画決定の件
平成15年度収支予算決定の件
【報告事項】はりま産学交流会「ホームページ」の件
2.特別講演会 15:30~17:00本館501ホール
【講  師】株式会社ダン代表取締役社長
越智直正氏
【テーマ】『夢中のくつ下人生』
~くつ下創りにとりつかれた男の話し~
3.懇親会17:30~19:00本館2階ホール
※参加費は全て無 料
姫路商工会議所
本館5階
5月9日5月分野別研究会のご案内
日時5月9日(金)受付ー13:30 (5階501号室)
場所 姫路商工会議所 5階501・502・503・4階議員ロビー
第Ⅰ分科会ー新材料分野 (5階502号室)
①14:00~15:00「固相反応法によるナノ粒子炭化物の製造技術」
兵庫県立工業技術センター材料技術部主任研究員 山田和俊氏
②15:00~16:00
「エポキシ樹脂高靭性化と炭素繊維強化複合材料への応用」
工学研究科機械系工学専攻生産プロセス工学助教授 岸 肇先生
③16:00~17:00「新しい素材としてのマグネシウム合金の魅力」
工学研究科物質系工学専攻材料工学助教授 山本厚之先生
第Ⅱ分科会ーメカトロニクス分野(5階503号室)
①14:00~15:00「光干渉法を用いた非接触振動計測技術」
兵庫県立工業技術センター ものづくり部主任研究員 松本哲也先生
②15:00~16:00「機械知能工学とは」
(ファジイ,GA,NNからゲームの応用まで)
工学研究科機械系工学専攻機械知能工学助教授 小西康夫先生
②16:00~17:00「ロボットと視覚」
工学研究科電気系工学専攻電子情報工学助教授 近藤克哉先生
第3分科会ーよろず技術相談14:00~17:00(4階議員ロビー)
★懇親会 17:15~19:00(5階501号室)
姫路商工会議所
6月27日28日金土6月視察/研修のご案内
~REC/わが国初の産学交流拠点地から学ぶ!!~
1.研修期間 平成15年6月27日(金)~ 28日(土)1泊2日
2.視 察 地 龍谷大学REC滋賀
3.募集人員 約40名 、観光バス1台で移動
4.申込締切日 6月16日(月)
5.参加費 20,000/人
6月25日(水)までに下記へお振込みをお願いします。
〈振込先〉 姫路信用金庫東支店 普通預金422194
〈口座名義〉はりま産学交流会 会長 柴田和久
=スケジュール=
1日目 姫路7:50発 ⇒ 《山陽 中国 名神》⇒龍谷大REC(施設見学)
(9:50~11:30)⇒REC昼食(11:45~12:15)⇒RECレンタルラボ(12:30~14:30)⇒ベンチャー企業見学(15:20~16:30)⇒京都パークホテル17:20着⇒交流会/料亭『幾松』(18:30~20:30)⇒京都パークホテル宿泊
2日目 9:30ホテル会議室《講演会》11:00→観修寺(氷室の池の睡蓮)(11:30~12:10)⇒《醍醐》昼食⇒醍醐寺三宝院(13:30~14:45)⇒京都東IC⇒(名神・中国・山陽)⇒姫路(17:00頃)龍谷大学RECホームページ
http://www.kansai.meti.go.jp/3-3shinki/kinki-incubator/ryukoku.html
滋賀県・REC
7月11日7月分野別研究会(講演会形式)テクノポリスで産学連携を強化しよう!!

講演会のご案内
主催:はりま産学交流会
共催:姫路工業大学・姫路商工会議所

昨今、産学連携が時代の要請に応え強力に推進されていますが、
現実にはお互いの求めているものが充分理解されている
とはいえないものがあります。
今回は、その差を少しでも近づけるために研究成果と応用、
研究の進み具合、施設の利用方法など具体的な内容を取り上げ、
説明と講演形式で行われます。
講師には、世界的に高名な先生も招いています。
産学連携をこれからの課題として捉えていこうとしている方、
新しい開発を目指しておられる方、
産学連携の実態を知りたい方、会員外の方々もどうぞ奮ってご参加下さい。
会場までバスで送迎。
お申し込みは下記事務局まで。


日時7月11日(金)13:30
姫路駅南バスターミナル出発14:40~
挨拶&説明15:00~18:00
講演会(3Fセミナールーム1)18:00~19:30
懇親会(2階交流サロン)20:20
駅帰着場所県立先端科学技術支援センター
参加費 無料
申し込み締切日 7月5日(土)
スケジュール14:40 開会挨拶 柴田会長
説明 司会者
15:00 講演会 講師:望月孝晏教授 高度産業科学技術研究所
テーマ「ベンチャー企業の火種について」
【講師説明 20分 討論 30分】
企業側が抱える問題点、大学と企業のあり方等についてもっと具体的にディスカッションし参加者との討論形式で、共に高度研という範囲にしぼりこまずに、大学と企業の間に本当に何が出来るのか、なぜあなたはここにいるのか等々、今までと違った切り口での研修です。
16:00 講師:吉川信也教授 生命科学COE代表
テーマ「呼吸のしくみ」【講演30分 質疑応答20分】
17:00 講師:木村啓作教授 理学研究科長
テーマ「金は粉になると価値が上がるのか?」
【講演30分 質疑応答20分】
金に限らず金属は電気を流し、
金属光沢を有するなど他の物質とは異なった顕著な性質を示す。
特に金はその光沢が美しく、また錆びたり腐食したりせず耐候性に富み安定な金属として知られている。
そのためか価格も高い。
さてこの有用な金属を薄く伸ばし金箔とすると同じ重さの割りに量が増え、価値が上がる。
しかしやはり金は金である。更に細分化すると金の色は失われ
青や赤や更には黄色になる。ナノメートルになると金属性も失われ始める。
最近はやりのナノテクノを支える物質の一つでもある金を例に取り
細分化する事によりその物性と価値がどうなるのか考えてみたい。
18:00 懇親会 (2階交流サロン)
19:20 バスに移動
19:30 センター出発
20:20 姫路駅南到着
県立先端科学技術支援センター
9月12日神戸大学との分野別研究会ご案内基調講演&6分野別研究会
日時 9月12日(金)
受付13:30
場所 姫路商工会議所6階(604・605)
2階大ホール(2/3・1/3)
★基調講演『地域企業の立場からみた大学との連携』仮題
講師 神戸大学共同研究開発センター 森田客員教授
プレゼンテーション『神戸大学の使い方』
神戸大学共同研究開発センタースタッフ
★分野別研究会 第1分科会
①地域企業とのパートナーシップと大学初ベンチャー
②ナノシリコンの応用
③超精密切削第2分科会
①寿命制御コンクリート
②生分解性ポリマーを利用した複合材料
③リサイクルと肥料
第3分科会よろず相談
★懇親会現在、詳細部分を交渉中。しばらくお待ちください。
姫路商工会議所6階
10月10日10月講演会
表題:10月講演会
サブ表題:『元気を出せ!知恵をしぼれ!自信をもて!』
内容: 講師:岡野雅行氏(岡野工業株式会社 代表社員)
NHKスペシャル「三夜連続緊急討論~よみがえれ日本経済」に出演。
従業員6名の町工場の職人技に大企業からの注文依頼が引きも切らない。
携帯電話の小型化の切り札となった「リチウムイオン電池ケース」や
「刺しても痛くない注射針」の開発など、今もっとも注目の人物。
その岡野氏が播磨の企業人に元気を与える!
日時 10月10日(金)15:00~19:00
場 所 ホテル サンガーデン姫路 光琳の間
参加費 無料懇親費用
会員4000円 一般5000円
体験参加の方(入会前提)4000円
来場予定数 約350名(先着順)
申込み方法 会社/団体所属名、役職名、参加者氏名、TELをご記入の上
FAX又はメール及びホームページにて。
FAX:0792-22-6005
E-mail:info@sangaku.jp
URL http://www.sangaku.jp
申込み締切日 10月3日(金)迄。 
問い合わせ先 TEL0792-23-6123(事務局:橋岡)
主催 はりま産学交流会
共催 姫路工業大学、姫路市、(財)ひょうご科学技術協会、姫路商工会議所、姫路経営者協会
協賛 姫路機械金属工業会、姫路技術開発研究会、播磨システム開発研究会、販売システム創造プラザ、きせつ会
後援 兵庫県中播磨県民局
岡野雅行氏・プロフィール
昭和8年2月14日東京墨田区に生まれる。
昭和20年向島更正国民学校を卒業後、家業の金型工場を手伝う。
「誰にもできない仕事をする」をモットーに、これまでのつくった金型は
家電、パソコン機器、医療機器など多岐にわたる。
携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池のケースを作ったことで、
更にその名声が知られることとなった。
現在は、穴の直径が60ミクロンの「刺しても痛くない注射針」を開発し、
実用化へ向けている。
従業員6名、年商6億円。
日本のモノづくりを支える金型プレス職人。
スケジュール
プログラム 14:30~15:00
受付 15:00~15:30
挨拶講師紹介  15:30~17:00
講演会~質疑応答~ 17:00~19:00
懇親会【含休憩】
11月14日11月分野別研究会
◎11月定例会 自然環境科学・研究講演会
日時 11月14日(金)(受付13:30)
14:00~19:00
場所 姫路商工会議所本館6階 601・603号室
(研究講演)604号室
よろず相談 605号室
(開会/懇親会)13:30~14:00
受 付14:00~14:20
開会挨拶
説明14:20~17:10
研究講演会17:20~19:00
懇親会
★研究講演会 所要時間50分(内質疑応答10~20分)移動10分
今回の研究講演会は「はりま産学交流会」としては初めての試みで、
兵庫県立姫路工業大学、自然・環境科学研究所から3名、
淡路景観園芸学校から3名の先生をお招きして、
自然環境に関する講演と緑地空間デザイン、
最先端美術が社会に与える影響などの講演を頂いた。
以下、講演内容並びに感想については次の通りである。
【第Ⅰ分科会】①「魚から見た水辺環境の保全」
自然環境マネジメント部 田中哲夫助教授
普通種が当たり前のように住んでいる河川環境を保全または再創造し、
その環境を人が「良しとして享受できる」状況に戻すことが、人間環境目標。
洪水を防ぐという観点だけでなく、
トータル環境保全という点では、現在の建設設計は矛盾がある。
生態系が住める環境こそ、環境保全的設計。
「川の蛇行は、水の入替が土中でおこるため、究極の「浄化槽」である。ストレートな川はいらない」というご提案はインパクトがあった。
②「絶滅危惧植物を増やす」
自然環境再生研究部 永吉照人教授
日本に自生している野生植物の中で、維管束植物についてみると、約1/4近くが絶滅の危機にさらされている(全国版レッドデータブック)。
特にラン科の植物を中心に、種子から開花、種の保存に関する研究を行なっておられる。
また、ラン科の一種である姫路市花である「サギソウ」の話題も頂き、聴講者が身近に感じられる講演となった。
人類は、地球上に存在する動植物の「種」数(100万種)のわずか1%しか種を把握しておらず、
それを人間の欲のためだけに破壊しているという、言葉には、身につまされる感じがした。
③「地球環境時代」
自然環境マネジメント部 宮崎ひろ志講師
ひとりひとりのライフスタイルが、地球環境まで左右するのだ、ということを、
日常の生活での事象にとらえてお話しがあった。
特に「断熱材」の有用性と「屋上屋を重ねる」熱効率に関する話題は
、地球上のトータルエネルギーの観点だけでなく、
電気ガス代節約という生活に密着した視点の話であり、
節約・快適生活が 地球環境保全とイコールであるということが良く理解できた。
難題な研究情報を、非常にフランクな話題として変換頂いた講演は、聴講者にとっても、
自分たちが出来る環境保全をイメージしやすかったのでは?と思われる。
「 総 括 」
今回は、三田市「人と自然の博物館」から、3名をお招きし、「自然環境」に関する講演を頂いた。
経験的に、「産学交流」の一目的である「新商品開発」にこだわるあまり、
狭いエリアの話題依頼や大学へのテーマ押しつけ感があると、なかなか本来の「交流感」がなくなり、
前に進まなくなることがあるが、今回は「はじめての自然環境系テーマ」ということで、
聴講者にも「新たな目」で大学研究を見つめるきっかけになったのでは?と思う。
新商品や新規テーマはたいてい異分野に「きっかけ」が存在するものであると思っているため、
今回の司会・聴講の経験は、小生にとっても、
自主開発テーマの方向性を見なおしてみる「きっかけ」になった。
講演の先生方には、種々、当方の依頼事項に対し、快く対応頂いたことに、大変感謝致します。
(報告者:後藤企画委員)
【第Ⅱ分科会】
①教育的効果を考慮した緑地空間デザイン 山本 助教授
21世紀のための教育を目的とした世界的な庭園プロジェクトとして、英国南東部のコーンウォール地方に造られた施設である。
施設は、縦240m×横110m×高さ55mで世界最大級の2つの巨大温室と野外劇場、
サッカー場が35個分のイベント用テントなどが有り、太平洋諸島、マレーシア、西アフリカ、熱帯南アフリカなどを模擬して展示を展開している。
施設は環境教育を主目的として植栽デザインが指向されており、人間の生活と密着した物質を例にし、
施設を見学する経過で植物の重要性を訴え、自然環境に対して目を養い共存を図るという内容であった。
②衛星から見た環境問題 美濃 助教授
衛環境リモートセンシング技術による地上表面の観測を目的としたものであり、地表の広域観測、
長期的観測を実施することにより自然環境破壊、例えば、
森林減少・土壌侵食・砂漠化・土地荒廃など地球表面や大気圏での急激な変化を我々の生活にフィードバックしてくれる。
実際の画像を通してサウジアラビア近郊の砂漠化、大阪近郊の緑地帯の減少など、
講演が進むと共に自然破壊問題と、緑地帯、河川、湖などの大切さを考えさせられる内容であった。
③最先端アートと地域振興 竹田 助教授
『美術は、近代社会において宗教から、現代社会においてはイデオロギーから解放され、自律性を手に入れた。』と云う講演から始まり、美術を大きく分ければ、
1.サブカルチャー系:アニメ、まんが2.コミュニケーション系:茶道に近い3.インスタレーション系:映像、パフォーマンスに分けられ、サブカルチャー系は企業がCMなどで利用し、コミュニケーション系、インスタレーション系は企業が支援するようである。
講演は主にコミュニケーション系について説明され、茶人の利休はコミュニケーション系に該当するようである。
例として、アサヒビールが支援の「野点」の木村としろうじんじんさん、頭部にフランスパンを何本も紐で括りつけたパン人間の折元立身さんのパフォーマンス。
これらを見たとき、ただ通り過ぎるのではなく、「何しているの」という問い掛けが最先端アートを知る上で大切であり、理解する近道のようです。
無難しい・・・と言う感想です。
以上が第Ⅱ分科会の講演内容ですが、従来の工学系とは違い、自然環境系のテーマである為、参加企業会員の業種を考えた場合に融合性の問題を感じましたが、先生方の解り易い説明と私たちの生活にマッチした内容であった為、参加会員の活発な質問も多く、無事に講習会が終了しました。
私個人としての想いも自然環境系の講演は私たちの生活視野を養ううえにも有意義な研究講演会だったと感じています。(報告者:石井企画委員)
姫路商工会議所





各年度の事業報告

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